野外劇

野外劇チラシ

↑サマー・シェイクスピア・フェスティバルのチラシ。グラスゴー・レパートリー・カンパニーという劇団が演じています。

  野外のコンサートに行ったことのある方は多いでしょうが、野外で観劇を楽しんだ経験のある方は、案外少ないのではないでしょうか。

  私はグラスゴー滞在中に、初めて野外劇を見ました。夕方、いつまでも明るい空の下で、風に吹かれながら見る劇は、ちょっとしたピクニック気分も味わえる楽しいものでした。機会があれば、ぜひその気持ちよさを味わっていただければと思います。

 グラスゴーのボタニック・ガーデンは、6月から7月にかけてシェイクスピアの野外上演のイベント「ザ・バード・イン・ザ・ボタニックス サマー・シェイクスピア・フェスティバル」の会場になっています。

 2002年に始まり、2007年で6回目を数えました。私がグラスゴーに滞在していた2003年のフェスティバルでは、『夏の夜の夢』、『空騒ぎ』をはじめとする7本のシェイクスピア作品が、それぞれ一週間から10日ずつ上演されていました。私が見たのは『アントニーとクレオパトラ』です。

  ボタニック・ガーデンは、大きな温室がシンボルで、市民の憩いの場になっている公園です。チケットは当日、公園のメインゲートのところで入手しました。開演時間は夜8時。西の空はまだ夕焼けに染まっている時刻でした。

 野外劇を体験してみて、室内での観劇と最も違うのは、屋外であることの開放感と、臨場感でした。高い舞台が作ってあるわけではなく、役者と観客は同じ高さにいました。そして、役者も観客も同じ風に吹かれ、同じ暮れゆく空の下にいます。

  観客は、ある人は椅子を持参し、ある人は地べたにすわり、ある人は少し離れて立ったままと、思い思いのスタイルで観劇していました。

  面白いのが、シーンごとに上演される場所が異なることです。例えば木陰の下でのひとつシーンが終ると、「次の幕は丘の上の広場で!」などというアナウンスがあります。すると観客も役者も、ぞろぞろと公園内の丘の上の広場へ移動していきます。移動した先には次のシーンの装置が作ってあり、観客が再度、座ったところで次の幕が始まります。

 当然、普通のお芝居と比べて、ものすごく時間がかかります。2時間ほど見ていましたが、結局、あまりの寒さとあまりの長さに、途中で帰ってきてしまいました。いったい、全体で何時間あったのかは謎です。

 夕方に劇が始まる場合、まだ空は明るくても、気温はもう夜のものです。寒さ対策だけは十分にしていかれることをおすすめします。

 「ザ・バード・イン・ザ・ボタニックス サマー・シェイクスピア・フェスティバル」は、以下のホームページで、詳細を確認できます。
 公式HP  (英語)

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