ネス湖(LochNess)とアーカート城(UrquhartCastle)2
アーカート城とネス湖とパイパー
お城も一巡し、ネス湖畔の空気も十分満喫しました。あとは帰るのみなのですが、ネッシーに未練がのこり、うろうろとしていました。
すると突然、正装したバグパイプ奏者があらわれました。もの悲しい音色を聞きながら、さらにネッシーを待つこと数分。
結局、待っても待ってもネッシーはあらわれませんでした。
まあ、当然の結果なんですが、これで帰るのはなんだかすっきりしません。関西人の悲しさ、オチが欲しい、といいましょうか。ネッシーに向かってオチをつけろとはいいませんが、自分なりにどこかに落としどころがほしかったのです。
そのときふと、ひとつ前のバス停、ドラムナドロヒト(Drumnadrochit)に、ネッシーをテーマにしたアトラクション施設があったのを思い出し、思いつきでそこまで歩いて行ってみることにしました。
ドラムナドロヒト
ドラムナドロヒトからアーカート城までは、バスで10分ほどの距離でしたが、歩いてみると40〜50分かかりました。
途中、美しくも何もない田舎道をひとりで歩きながら、心底不安になりつつも、無事ドラムナドロヒトに到着。
写真はアーカート城からドラムナドロヒトに向かう途中の風景です。
ドラムナドロヒトは、ネス湖畔最大の観光基地です。ここからネス湖クルーズも出ていますし、ホテルやB&Bもあります。
私はというとロッホネス・エキシビジョン・センターに直行しました。ネス湖に面して立つ、レンガ造りの立派な建物です。そこでネッシーについて、マルチメディア映像などで詳しく知ることができました。
ネス湖の怪物の伝説は、なんと6世紀にまで遡るということ。目撃情報は1930年代以降、急激に増え、たくさんの写真が撮影されながらも、その多くが偽物であったこと。
1970年以降、水中カメラを用いた大規模な科学的調査が何度も行われており、1980年代のソナーを使った調査では、某かの巨大な影が映ったものの、姿は捉えられないままだったこと。
現在では、ネス湖の食物ピラミッドを考えたとき、それだけ巨大な生物の餌となるだけの生物がいないことから、巨大生物の生存の可能性はないと考えられていること。
でも、科学的な調査によってわかったことが多いものの、謎も多いのだということ……。
以上、ぺらぺらしゃべられる英語を理解したわけではありません。日本語のガイド文もちゃんと用意されていたのです。
これだけの科学的な説明を聞くと、ネッシーに遭遇できずとも、それなりに心の整理がつきました。それに、人類はこれだけ真剣にネッシーを追ってきたんだということがわかると、実在しようがしまいが、ネッシーはかけがえのない存在なんだという気がしてきました。
会えなかったけど、いるに違いない。そんなサンタクロースに対するのにも似た確信と喜びを覚えつつ、インバネスに戻ったのでした。この施設は、なかなかお勧めです。
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