マクベス巡査

 最後は映画でなく、テレビのドラマシリーズです。舞台は西ハイランドの架空の村、ロックドゥ。村でたったひとりの巡査、ヘーミッシュ・マクベスと村人たちが繰り広げる物語です。

  ハイランド特有の風景や日常生活を織り込んで、のんびりしたトーンかと思いきや、案外ブラックだったりスパイシーだったりします。

  マクベス巡査を演じるのはグラスゴー出身の個性派俳優、ロバート・カーライル。あまり馴染みがないかもしれませんが、上で紹介した『トレインスポッティング』に出演して人気を博し、007シリーズ『ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)では、007の敵役を演じました。

 この『マクベス巡査』は、私がスコットランドに興味を持つきっかけになったドラマです。平たく言えば、このロバート・カーライルに恋してしまったのです。

 ドラマから垣間見える、登場人物たちの繊細な人間性は、私がそれまでイメージしていた「欧米人」とまったく異なっていて、それは私にとって衝撃でした。もっとスコットランドのことを知りたい、そう思ったのが、スコットランドへの興味の第一歩でした。

 このドラマを初めて見てから2年後、実際にスコットランドを旅し、ついにドラマの撮影地のプロックトンへ行ったときは、本当に感動しました。ミーハーの行動力、恐るべしです。

トレインスポッティング

ドラマの中でマクベス巡査の派出所兼住居になっていた家。これは実物です。貸し別荘でした。

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