フィッシュ・アンド・チップス

 英国で最も有名な料理として知られるフィッシュ・アンド・チップスですが、もちろんスコットランドでも食べられます。

  私はフィッシュ・アンド・チップスの大ファンで、この滞在中も週に一度は食べていました。白身魚のフライ(=フィッシュ)とフライドポテト(=チップス)の組み合わせで、専門店でテイクアウトをお願いすると、あげたてを紙にばりばりっとくるんで渡してくれます。魚は、コッドと呼ばれるタラの一種であることが多く、ほかにも同じくタラの一種のハドックや、ヒラメなども使われるそうです。

フィッシュ・アンド・チップス

 料金は7、8ドル(1500円前後)と案外高め。英国のファーストフードという扱いを受けるフィッシュ・アンド・チップスですが、実は結構ごちそうなのです。

  向こうの人は、塩とモルトビネガー(麦芽酢)を力いっぱいふりかけて食べます。特にビネガーはやたらとかけるのですが、それは日本の米酢とちがって、それほど酸味が強くないからです。揚げ物に酢というのは、日本ではあまりなじみがない食べ方ですが、ぜひ試してみてください。アツアツ、サクサクの衣に、塩と酢の酸味はベストマッチです。

 フィッシュ・アンド・チップスは、おいしいお店とまずいお店の差が大きいというのがあります。衣が厚すぎてやたら脂っこかったり、カリっとあがってなかったりするのは、残念ながらはずれです。パブや売店など、あらゆるお店でフィッシュ・アンド・チップスを売っていますが、おいしいのを食べようと思うなら、やっぱりフィッシュ・アンド・チップス専門店の、しかも評判の店で買うのがコツです。

 写真は、インバネスのフィッシュ・アンド・チップス屋さんで買ったものです。ハイ・ストリートの東の端付近にあったお店で、評判も知らずふらりと入ったのですが、衣はサクサク身はジューシーで、大当たりでした。

 滞在中に食べた中で、これが一番おいしかったように思います。お店に入ったのがインバネスからグラスゴーに戻る直前で、街を離れがたい気持ちを抱いていましたから、その切なさも手伝ってかもしれません。お店の雰囲気もよく、注文を聞く前に、カウンターの向こうで「Hello, Dear」とにっこり笑ってくれたおじいさんの顔を、今も覚えています。

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