エジンバラ国際フェスティバル

 エジンバラ国際フェスティバルは、毎年8月、エジンバラで開催される世界最大級の舞台芸術の祭典です。フェスティバル開催中は世界各国から観光客が集まり、美しい石造りの古都が、芸術の活気に満ち溢れます。

  街をぶらぶらするだけでも楽しいですが、やはり何かを鑑賞してみたいなら、当日、ボックス・オフィスに行って購入できます。さらに、ネットで演目の検索から予約までできますから、あらかじめ見たいものを予約しておけば安心です。

  公式HP (英語)
 現地ではスコットランド版ぴあといえる『LIST』などの情報誌も役に立ちます。

 エジンバラ国際フェスティバルでは、公式公演とは別に、自主的な公演「フリンジ」があります。フリンジに参加するのは若手の表現者で、これがフェスティバル全体を大いに盛り上げる活力になっています。2006年には261の会場で、1867の公演が合計28014回開催されました。

  フリンジ (英語)

 舞台鑑賞には語学力がいるのでは、と思われる方も多いかもしれませんが、バレエやクラシックなど、セリフのないものもあります。また、ミュージカルは歌と踊りで楽しめるものは、セリフがあまりわからなくても大丈夫です。

 普通のお芝居は、確かに言葉がわからないと、ストーリーの理解度は低くなってしまいます。しかし、音楽や劇場の雰囲気などもあわせて、五感をフルに使ってその場を楽しめば、十分にチケット代のもとはとれると思います。また、シェイクスピアなどの古典も上演されますから、そういったものを選んで予習しておくと、ぐっとわかりやすくなります。

  私は滞在中、二度フェスティバルに足を運び、劇を二本見ました。一本はチェーホフの『かもめ』です。少し前に本を読んでいて、内容を知っていたので筋も十分に理解できました。

  もう一本はスコットランドの新鋭の劇作家による脚本・演出の『サンディエゴ』です。わかったことは、何かに悩む若者の物語だなということくらいで、細かいことはさっぱりでした。わかる部分だけをつなげて全体を想像し、推理小説を解くような楽しみがあったとも言えます。

  印象に残っているのが、上演が終った後、劇作家本人が舞台に登場して、挨拶したときのことです。客席から暖かい拍手で迎えられましたが、私の目の前に座っていた年配の3人連れの客は抗議するように席を立ち、劇場から退出しました。その厳しさも、劇に本気で向き合っているからこそのことだなあと、心から感心したのを覚えています。

  ぜひ、本場の劇場の空気を味わってみてください。やみつきになります。

 このフェスティバルで一番の人気は、エジンバラのシンボル、エジンバラ城をバックに繰り広げられるミリタリー・タトゥ(Military Tattoo)です。ミリタリーは軍、タトゥは軍楽隊の演奏行進のこと。世界各国の軍隊や舞踊団などが参加して行われるショーです。

  人気の公演ですので、チケットを取るのはなかなか大変です。2008年分は12月からネットで予約ができるそうなので、予定が決まったら早めに予約されることをお勧めします。

  料金はシートや曜日によって13〜47ポンドです。

トレインスポッティング

↑左はスコットランド版ぴあ、『LIST』。2003年8月版。右はフリンジの情報誌。

フェスの公式パンフレットと劇のパンフレット

↑フェスの公式パンフレットと劇のパンフレット。

エジンバラの街並み

↑エジンバラの街並み

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